火山学実習/火山学特別実習
2022年7月29日に、次世代火山研究・人材育成総合プロジェクトの次世代火山研究推進事業が実施する課題B2-2「火山観測に必要な新たな観測技術の開発」を主体となって実施する京都大学防災研究所の中道治久准教授と白山工業株式会社、および東北大学の西村太志教授より実習を提供していただきました。
新潟工科大学で開催された実習には受講生6名が参加し、最新の地震観測技術である光センサや分散型音響センシング(DAS)観測システムについて、その原理や性能、実装例などについて学びました。これらのシステムを用いて大学内で高温・高圧条件下での観測を行っている現場において解説を受け、実際に振動を起こしその場で波形を見るなどの体験をしました。また、新潟工科大学での振動実験などの研究紹介を受け、研究室見学を行いました。
阪本真由美先生による火山学特別セミナー(社会科学)

7月11日(月)~12日(火)、兵庫県立大学減災復興政策研究科の阪本真由美准教授による火山学特別セミナーが開かれました。日本の防災行政、大規模噴火と避難に関して解説をいただき、その後、噴火を想定した自治体の対応をについて考える演習をしていただきました。
今回はコンソーシアム参画機関(民間企業)からのご参加もあり、幅広い意見を交わし合いながら演習が展開しました。
藤田正治教授、堤大三教授による火山学セミナー(火山砂防)
6月27日、28日は、東北大学において、藤田正治教授(京都大学防災研究所附属流域災害研究センター)、堤大三教授(三重大学大学院生物資源学研究科)による、火山砂防をテーマとした火山学セミナーが行われました。
27日は藤田教授に様々な火山を例としてハード面やソフト面での火山噴火土砂災害対策について、28日は堤教授に実験映像などを交えつつ融雪型火山泥流の発生モデルについて解説していただきました。
4年ぶりに対面形式で開催されたこともあってか、参加した学生との質疑応答も活発に行われました。

齋藤さやか准教授による火山学セミナー(社会科学)
6月9日、10日に、東北大学において齋藤さやか准教授(東北大学大学院理学研究科)による社会科学に関する火山学セミナーが行われました。
2日間で「災害情報」「社会調査」「リスクコミュニケーション」「災害文化・観光危機管理」の4つのテーマに分け、防災に対する社会科学的な研究アプローチについてお話しいただきました。

2022年度受講生認定式
2022年4月23日・24日に、次世代火山研究者育成プログラム令和4年度認定式を開催しました。
全国から集まった受講生27名(基礎・応用コース22名、発展コース5名)、担当責任者・指導教員等27名が参加しました。また、オリエンテーションや交流会(飲食なし)も行いました。
※認定式・オリエンテーションは十分に感染対策を行った上で実施しました。記念撮影時のみマスクを外しています。
寺田暁彦先生による熱学セミナー
2022年2月17日(木)及び18日(金)に、東北大学において寺田暁彦准教授(東京工業大学 火山流体研究センター)による「熱学」に関する火山学セミナーが行われました。火山地域における熱現象の特徴や、熱観測の原理と手法について丁寧に詳しく解説していただきました。講義の一部では、次世代火山研究者育成プログラムで使用している赤外線カメラや温度計の実機を用意し、対面形式ならではのわかりやすい解説も行われました。

火山研究特別研修(オンライン)
2022年2月8日(火)及び9日(木)にシンガポールにある南洋理工大学Earth Observatory of Singapore(EOS)と火山研究特別研修を実施しました。EOSは、東南アジア地域の火山観測や研究の実績が顕著な研究教育機関で、シンガポール国内外から多くの大学院生やポスドクが所属しています。また社会科学分野からも、火山の研究を進めています。
火山研究特別研修は2019年度に新設された発展コースの必修科目です。国内外の研究者による最先端の研究に関する講演を聴講するとともに、受講生自身の研究を発表し、研究実践能力を養うものです。
3回目の開講となる今回の特別研修、「3rd Japan-EOS Graduate Volcano Workshop」では、日本から7名の受講生が、EOSからは6名の学生が口頭発表を行いました。また、本プログラム担当責任者である野上健治教授(東京工業大学)が「Monitoring of submarine volcanic activity in Japan」、リーズ大学のJurgen Neuberg教授が「What if? On conceptual models in volcanology and their alternatives」というタイトルで招待講演を行いました。その他にもBenoit Taisne准教授をはじめとして教員など関係者多数が参加しました。前年度に引き続き新型コロナウィルス感染症の影響でオンライン形式での開催を余儀なくされましたが、学生同士でWorkshopの企画調整を行い、それぞれの最新の研究状況を紹介するとともに、活発な質疑応答を通じて、研究の課題や方向性を考える有意義な機会となりました。
火山学(特別)セミナー@有珠

2021年11月19日から11月21日にかけて、2000年の有珠山噴火における緊急対応を事例に、「大規模な住民避難」をテーマとしたセミナーを開講しました。講師には、噴火対応やその後の調査に直接従事した方々を講師に招き、火山噴火の前駆的現象、噴火活動の推移、観測体制、行政の体制・対応、住民の対応、直近の火山防災対策についての講義がありました。また、洞爺湖有珠火山マイスターネットワークのご協力のもと、2000年噴火場所や被災場所を訪れながら、マイスター御自身や地域住民の体験・意見などを聞きました。三松正夫記念館館長三松三郎氏にもご協力頂き、過去の有珠山の火山活動と住民行動や記念館の設立目的などの説明がありました。プログラム受講生(11名)、国・道・地元自治体、火山研究者など、総勢31名が参加し、住民の避難を伴う噴火について議論し、主体の多様性や時間経過があり、多面的に理解する必要があることを学びました。

火山防災特別セミナー@桜島

火山防災特別セミナーでは、受講生は、地方自治体や民間企業などで火山防災や監視業務を担う職員と議論し、火山防災施策の現状を把握するとともに、災害軽減を図る効果的な方法を考察します。また、火山研究人材育成コンソーシアム構築事業の目的の1つとして、地方自治体職員など火山防災に関しての業務を担当する方へも授業を提供しています。
2021年度は、鹿児島県鹿児島市において、10月26日から28日まで実施しました。火山噴煙に関する研究が近年急速に進展し、かつ、社会的に大規模降灰対策への関心が高まっていることを踏まえ、「降灰対策」をテーマに設定しました。「火山灰とはなにか」という基礎講義に始まり、最先端降灰予測研究、降灰除去作業の施策や実務の解説紹介などが行われました。また、巡検では、桜島島内にある火山灰の処分地における現地解説などを行いました。8地方自治体、3民間企業、国の2機関などからの参加者、火山研究者、プログラム受講生(13名)など、総勢34名が参加しました。

有珠山における火山学実習

2021年10月7日から11日にかけて、有珠山でフィールド実習を行いました。
十分な新型コロナウィルス感染対策のもと、有珠山巡検、地磁気観測、地質調査、岩石観察、土壌ガス観測などを実施しました。
詳しくはこちらのレポートをご覧ください。
鈴木雄治郎准教授による火山噴煙・数値計算セミナー

2021年7月27日に、東北大学において鈴木雄治郎准教授(東京大学 地震研究所)による「火山噴煙・数値計算」に関するセミナーが開催されました。火山噴火におけるダイナミックな地表現象である火山噴煙や火砕流の物理とそのモデリングについて、スケーリング則の導出に関する実習(写真参照)なども踏まえながら、丁寧に詳しく解説していただきました。
2021年度受講生認定式

2021年5月22日に、次世代火山研究者育成プログラム2021年度受講生認定式がオンライン形式で開催されました。受講生25名(基礎・応用コース19名、発展コース6名)および担当責任者・指導教員25名が参加しました。また、認定式の後、火山研究プロジェクトの紹介に関するセミナーとオリエンテーションが行われました。内容は以下の通りです:
挨拶
次世代火山研究・人材育成総合プロジェクト
藤井敏嗣 プロジェクトリーダー 山梨県富士山科学研究所所長(写真1)
火山研究人材育成運営委員会 委員長
西村太志 東北大学教授(写真2)
受講生認定
祝辞
次世代火山研究・人材育成総合プロジェクト
西垣 隆 総括担当プロジェクト・アドバイザー(写真3)
元気象庁長官
西出則武 東北大学特任教授(写真4)
受講生代表挨拶
東北大学 土屋彰登(写真5)
火山研究プロジェクトの紹介
火山研究運営委員会 委員長
清水 洋 九州大学教授(写真6)
オリエンテーション
霧島山における火山学実習

2021年3月7日から12日にかけて、霧島山でフィールド実習を行いました。十分な新型コロナウィルス感染対策のもと、韓国岳・硫黄山巡検、水準測量、地質調査、岩石観察、温泉水観測、ドローンによる火山ガス観測などを実施しました。詳しくはこちらのレポートをご覧ください。
青山 裕教授による火山地震学セミナー

2021年3月2日に、青山 裕教授(北海道大学 地震火山研究観測センター)による「火山地震学」に関するオンラインセミナーが開催されました。地震学の基礎、震源決定や速度構造推定、火山性地震の特徴やその解析方法、火山活動把握のための地震観測などについての、丁寧な解説が行われました。
市原美恵准教授による火山実験学セミナー

2021年2月18、22日に、市原美恵准教授(東京大学 地震研究所)による「火山実験学」に関するセミナーが行われました。東京大学および九州大学における現地実験とオンラインを併用して開催され、火山学におけるモデル実験の目的と意義、実験の技術的基礎についての解説のあと、水あめや重曹、クエン酸などを用いた噴火実験・計測・解析を行いました。
大石 哲教授による火山噴煙観測セミナー

2020年12月17-18日に、東北大学において大石 哲教授(神戸大学都市安全研究センター)による火山噴煙観測セミナーが行われました。近年、火山噴煙の観測に適用されている気象レーダーのリモートセンシングについて、 その原理などを丁寧に解説していただきました。 降雨データを用いて粒径分布などを推定する解析実習も行われました。
火山研究特別研修をEOSと実施しました

11/19(木)に南洋理工大学のEarth Observatory of Singaporeと海外特別研修をオンライン形式で実施しました。発展コース受講生7名及びEOSの学生8名が口頭発表を行い、活発な議論が交わされました。
国土地理院で測地学セミナーを実施しました

11月12-13日に、つくばの国土地理院において「測地学」に関する火山学セミナーが行われました。 国土地理院地理地殻活動研究センターの畑中雄樹様(センター長)、宗包浩志様(地殻変動研究室長)、森下 遊様(宇宙測地研究室主任研究官)、国土地理院測地観測センターの古屋智秋様(火山情報活用推進官)に、火山活動の把握や監視に活用されているGNSSとInSARについて、実際の解析方法を体感するカリキュラムを通じて、原理や手法を解説していただきました。セミナー後は、測地観測センターや地理院内の観測施設を案内していただきました。
2020年度火山防災特別セミナーを実施しました

次世代火山研究者育成プログラムは「2020年度火山防災特別セミナー」を10/20-10/22に実施しました。今年度のテーマは「多項目観測の火山防災への活用」として、地方自治体や民間企業などの方を交え、阿蘇火山で開催しました。詳しくはこちらをご覧ください。
九州電力株式会社が参画しました
火山研究人材育成コンソーシアムに、新たに、九州電力株式会社が参画することになりました(令和2年9月25日付)。次世代の火山研究者の育成や災害対策の推進に関して相互に連携・協力を進めます。
伊豆大島ドローン実習を実施しました

2020年9月30日から10月2日にかけて、次世代火山研究・人材育成総合プロジェクトの研究推進事業の課題D1「無人機(ドローン等)による火山災害のリアルタイム把握手法の開発」を主体となって実施するアジア航測株式会社より実習を提供していただきました。伊豆大島で開催された実習には受講生3名と教員1名が参加し、ドローンを使った火山地形の測量について、観測システムやデータ取得方法、映像データ処理の基礎を学びました。参加した受講生は最新技術によるドローン観測に接し、撮影した写真から立体的なモデルを作成するという一連の過程を実習で学ぶことができました。また、1986年噴火による割れ目火口地形や噴出物などの観察を行う島内の地質巡検も実施しました。
草津白根山における火山学実習

2020年8月30日から9月4日にかけて、草津白根山でフィールド実習を行いました。十分な新型コロナウィルス感染対策のもと、草津白根山巡検、電磁気学的観測、地質調査、岩石観察、火山ガス・温泉水観測などを実施しました。詳しくはこちらのレポートをご覧ください。
2020年度前期セミナーをリモート形式で開催

新型コロナウィルスの影響により、2020年度前期の各種セミナーはWeb会議システムを使ってリモート形式で開催されました。6月4-5日に地引泰人准教授(東北大学理学研究科)による社会科学セミナー、6月25日に阪本真由美教授(兵庫県立大学減災復興政策研究科)による社会科学セミナー、7月17日に藤田正治教授(京都大学防災研究所附属流域災害研究センター)、堤大三教授(三重大学大学院生物資源学研究科)による火山砂防セミナーが行われました。
2020年度受講生認定式
次世代火山研究者育成プログラムは、Web会議形式で4月18日(土)に2020年度受講生認定式を開きました。全国各地の大学や研究機関から、基礎・応用コースの新受講生16名、発展コース4名、担当責任者15名が参加しました。
東京電力ホールディングス㈱が参画しました
火山研究人材育成コンソーシアムに、新たに、東京電力ホールディングス株式会社が参画することになりました(令和2年4月10日付)。次世代の火山研究者の育成や災害対策の推進に関して相互に連携・協力を進めます。
寺田暁彦先生による熱学セミナー
2月19-20日に、東北大学において寺田暁彦講師(東京工業大学 火山流体研究センター)による「熱学」に関する火山学セミナーが行われました。
火山地域における熱現象の特徴や、熱観測の原理と手法について、有珠、阿蘇、草津白根などでのご自身の研究事例も踏まえながら丁寧に詳しく解説していただきました。
中村美千彦教授他による物質科学セミナー
2月17-18日に、東北大学において中村美千彦教授(東北大学理学研究科地学専攻)主催による物質科学セミナーが行われました。
1日目午前は、実験岩石学に基づく噴火現象の理解に関する研究などについて中村教授に解説していただいたきました。
1日目午後と2日目は、奥村聡准教授(東北大学理学研究科地学専攻)、研究室の学生の皆さんの指導のもと、マグマ物質の水熱実験、変形実験、結晶化実験に関する実習が行われました。
眞木雅之教授による火山噴煙観測セミナー
11月11、12日に、京都大学防災研究所 桜島火山観測所において眞木雅之教授(鹿児島大学 地震火山地域防災センター)による火山噴煙観測に関する火山学セミナーが行われました。気象レーダによって火山噴煙を観測する原理や手法について解説をいただきました。また、桜島の噴煙観測事例を実際に用いたレーダ解析実習も行われました。
アジア火山学コンソーシアム@台湾
海外特別研修の一環として、受講生7名がアジア火山学コンソーシアム(Asian Consortium of Volcanology)に参加しました。台湾の中央研究院において、10月28日縲鰀11月2日の日程で開催されました。会期中には大屯火山地域への巡検が行われ、火山地形や噴出物露頭の観察、火山観測点や大屯火山観測所(TVO)の見学を行いました。
2019年度火山防災特別セミナー
2019年度火山防災特別セミナーを10月29縲鰀31日の日程で長野県上田市において開催しました。今年度のテーマは「高リスク小規模噴火の火山防災への対策と課題」です。受講生7名と地方自治体から6名が参加しました。会期中には、草津本白根山の噴火(2018年1月)に関する巡検も実施しました。
EOSにおける火山研究特別研修
10月14、15日に、シンガポールの南洋理工大学のEarth Observatory of Singapore(EOS)で火山研究特別研修を実施しました。発展コース受講生9名およびEOSの学生双方が、口頭およびポスターで研究発表を行い、活発な議論が交わされました。
気象庁業務に関する火山学セミナー
10月10、11日に、東北大において気象庁業務に関する火山学セミナーが行われました。気象庁の藤松淳様、宮村淳一様、宇平幸一様にそれぞれ火山関係法令、気象庁火山業務の概要、噴火警戒レベルについてのご講義をいただきました。
田中淳教授による社会科学セミナー
日本火山学会2019年度秋季大会後の9月28日に、神戸大学において日本災害情報学会会長の田中淳教授(東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター)による社会科学に関する火山学セミナーが行われ、「災害情報から火山研究への期待」というタイトルで御講演をいただきました。
樽前山における火山学実習
2019年9月8日から13日にかけて、樽前山でフィールド実習を行いました。受講生24名とスタッフ11名が参加し、樽前山巡検、地磁気観測、地質調査、岩石観察、火山ガス観測などを実施しました。
小園誠史准教授による数値計算セミナー
8月1、2日に、東北大学において小園誠史准教授(東北大学 理学研究科)による数値計算に関する火山学セミナーが行われました。
火山噴火現象における火道内のマグマ上昇と火山噴煙の形成を数値モデル化する手法について解説し、Pythonを用いたモデル構築の実習も行いました。
関谷直也先生による社会科学セミナー
7月11日に、東北大学において関谷直也准教授(東京大学 総合防災情報研究センター)による社会科学に関する火山学セミナーが行われました。
「火山防災と心理」、「火山防災と情報、コミュニケーション」、「火山噴火と社会的影響」について解説していただきました。
2019年度海外研修・海外特別研修(ストロンボリ)
6月13日~25日まで、International School of Volcanology が開かれました。
フィレンツェ大学(伊国)、クレルモン・オーベルニュ大学(仏国)などとの協力の下、数分から数十分間隔で溶岩を噴き上げるストロンボリ火山(伊国)で、
火山観測とデータ解析に関する講義や実習が行われました。
詳しくはこちら。
2019年度受講生認定式 2019年4月20日
2019年度受講生20名、発展コース受講生13名の認定式およびオリエンテーションを東北大学 理学部アオバサイエンスホールで行いました。詳しくはこちらをご覧ください。
霧島山における火山学実習
2019年3月3日から8日にかけて、霧島山でフィールド実習を行いました。受講生14名とスタッフ16名が参加し、韓国岳巡検、水準測量観測、地質調査、岩石観察、ドローンによる火山ガス・温泉水観測などを実施しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
市原美恵准教授による火山実験学セミナー
2月19-20日に、東京大学地震研究所において市原美恵准教授(東京大学 地震研究所)による「火山実験学」に関する火山学セミナーが行われました。
火山学におけるモデル実験の目的と意義、実験の技術的基礎について解説していただいたあと、受講生自身が実際に噴火実験・計測・解析を行い、実験に基づく噴火現象の理解に関する研究を体感しました。
野上健治教授による火山化学セミナー
1月10-11日に、東北大学において野上健治教授(東京工業大学 火山流体研究センター)による「火山化学」に関する火山学セミナーが行われました。
地球化学的観測に基づく火山モニタリングの手法、2018年草津白根山噴火時の対応、海底火山のモニタリングなどについて解説していただきました。
アジア火山学コンソーシアム@インドネシア
受講生1名がアジア火山学コンソーシアム(Asian Consortium of Volcanology)に参加しました。インドネシアのメラピ火山の麓に位置する大都市であるジョグジャカルタにおいて、11月19縲鰀22日の日程で開催されました。会期中にはメラピ火山地域への巡検が行われ、火山地形や噴出物露頭の観察、火山観測所の見学などを行いました。
藤原智博士、川元智司博士による測地学セミナー
11月9日に、東北大学において藤原智博士(国土地理院 地理地殻活動総括研究官)、川元智司博士(国土地理院 火山情報活用推進官)による「測地学」に関する火山学セミナーが行われました。
火山活動の把握や監視に活用されているInSAR(藤原博士)、GNSS(川元博士)について、実際の解析方法を体感するカリキュラムを通じて、原理や手法を解説していただきました。
火山学特別セミナー(雲仙岳)
2018年10月31日(水)から11月2日(木)にかけて、雲仙岳の麓の長崎県島原市において、自治体職員を主対象とした火山学特別セミナーを実施しました。コンソーシアムに参画している神奈川県、岐阜県、長野県、長崎県の約10名の職員の他、受講生や気象台の職員の方などが参加しました。詳しくはこちら。
雲仙における火山学実習
2018年10月28日から31日にかけて、雲仙でフィールド実習を行いました。受講生7名とスタッフ3名が参加し、雲仙地獄において火山ガス観測の実習を実施しました。
最終日には雲仙岳の巡検を行いました。
蔵王における火山学実習
2018年10月6日から8日にかけて、蔵王でフィールド実習を行いました。受講生11名とスタッフ4名が参加し、蔵王巡検、地震アレイ観測、地質・岩石実習を実施しました。
最終日に実習内容をまとめた発表会を行いました。
CIRVULC協定を結びました
9月4日、Cities on Volcanoes@Napoli の会議の際に、イタリアの大学間の 火山学に関するコンソーシアム(The Interuniversity Center for Research in Volcanology: CIRVULC)と本コンソーシアムが、次世代火山研究者の育成を 進めるための協定を結びました。
藤田正治教授、堤大三教授による火山学セミナー
7月19、20日に、東北大学において、藤田正治教授(京都大学防災研究所附属流域災害研究センター)、堤大三教授(三重大学大学院生物資源学研究科)による「火山砂防」に関する火山学セミナーが行われました。火山噴火に伴う土砂災害と対策(藤田教授、19日)、融雪型火山泥流・土砂流出解析モデル(堤教授、20日)など、砂防分野で進められている火山現象を対象とした研究について解説していただきました。
2018年度インドネシア火山学実習
7月9日~14日まで、インドネシアの北スマトラ州で火山学実習が行われました。アジア篆補シュ学コンソーシアム(ACV)、SATREPS プロジェクト「篆補シュ噴出物の放出に伴う災害の軽減に関する総合的研究」、インドネシア篆補シュ地質災害軽減センター (CVGHM) などの協箴窒フもと、
活発な篆補シュ活動を続けているシナブン箴ュ、超巨箴、噴篆浮ナ有名なトバカルデラにおいて実習を実施しました。
詳しくはこちら。
阪本真由美先生による火山学セミナーが開かれました

6月28日(木)に兵庫県立大学減災復興政策研究科の阪本真由美准教授 による火山学セミナーが開かれました。「災害と地域防災」のセミナーとして、わが国 の災害と防災対策、災害に強い地域をつくるための自助・共助・公助に関する 講義のほか、噴火警戒レベルの設定を実際に体験する演習をしていただきました。
2018年度ストロンボリ火山実習
6月7日~16日まで、ストロンボリ火山で観測実習が行われました。フィレンツェ大学などの
協力の下、数分から数十分間隔で溶岩を噴き上げる火山で、地震、空振、熱、火山ガス
に関する実習、講義が行われました。詳しくはこちら。
2018年度受講生認定式 2018年5月12日
